子どもは静かに溺れる
私幼時報に「子どもは静かに溺れる」という記事がありましたので、ご紹介します。 「子どもは静かに溺れる」西九州大学短期大学部 幼児保育学科教授 牛丸和人 子どもの水の事故の特徴の一つが「保育者や保護者が傍にいたにも関わらず溺れたということです。」「助けて」と大きな声で叫んだりせず、静かに沈んでしまうことがほとんどなのだそうです。溺れている状況を理解できなかったり息を吸うのに精一杯で声をだせなかったりしながら静かに沈む。「まさかこんな浅いプールで」「ちょっとの間ならかまわないだろう」「これまで大丈夫だったし」といった思い込みや油断が、重篤な事故につながったケースがすくなくありません。 3歳の男児が水深20センチのプールで溺死。事故当時、幼児11人に対し保育者が1人で監視を担当。こんなケースもありました。 当園では、複数の保育者の他に、必ず監視する職員を配置しています。 水難事故は園内だけで発生するわけではありません。家庭用のビニールプールやお風呂でも起きています。当たり前のことですが、スマホをいじったり、飲酒したりしていると事故の発見は当然遅れます。 子どもから片時も目をはなしてはいけないということを再認識してください。 楽しい夏休みをお過ごしください。 園長 伊藤慎悟