幼稚園の業務改善とICT

 幼稚園や保育所、認定こども園などでの不適切保育が問題視されており、その改善策として防犯カメラの設置や、業務の見直しなどが議論される中で、ICT化ということが推奨されています。ICTとは『I』(Information)と『T』(Technology)の間に『C』(Communication)を加えた略称ですが、特に小中高等学校等で盛んに導入されているものです。最近では幼稚園などでも業務改善の手段としてICTの導入が進められています。パッケージでの販売が主流ですが、当園では、すでに多くの書類はパソコンで作成しており、登降園システムは、登園の際の健康観察を『face to face』でしなくなる恐れがあるため、当園では採用しておりません。また、保護者への連絡などは『マチコミメール』で行っておりますが、連絡ノートの代わりに担任がスマートホンで送信することは、園児から目を話すことにつながり、行っておりません。つまり、特別ICTというパッケージを使わなくても、十分、今ある環境でICT化は可能だということです。