重大事故防止に向けて

 すぐに病院、誤飲やアナフィラキーショックの防止、逆走および駐停車の約束

教育・保育施設等において発生した死亡事故、治療に要する期間が30日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故(意識不明(人工呼吸器を付ける、ICUに入る等)の事故を含む。)を重大事故と称します。事故の内容は骨折が最多で、全体の8割近くを占めますが、バス置き去りなどの死亡事故も記憶に新しいものです。                  今日のニュースでは、子ども同士の衝突で吐き気を催したものの、母親の救急車を呼んでとの要請にもかかわらず、すぐに呼ばす、その後救急車で搬送したものの、頭蓋骨骨折と外傷性くも膜下出血の症状が見られた。入院後退院したものの、登校できていないという。幼稚園でも、子ども同士の衝突があります。ほとんどは、遊んでいる最中に急に後ろ向くなどした際に置きます。嘔吐や吐き気がした際は要注意で、頭に損傷を受けた可能性がありますので、親御さんに連絡と救急車を呼ぶのが鉄則です。しかし、外傷と違い見えない頭の場合は、『大丈夫だろう』といった判断は禁物です。救急車のサイレンがあると、『何があったのだろう?』と近隣の方がびっくりしますが、そんなことで躊躇したのであれば、判断ミスと言えます。                                      子どもの重大事故は、そのほかにもアナフィラキシーショックや誤飲による死亡事故などがあります。アレルゲン物質の連絡はあくまでも保護者の方から幼稚園への報告が不可欠です。給食や自園食ではアレルギー対応の食事の提供をしておりますが、症状が初めて出たという場合もあります。そのために、もう一度全園児の方に、アレルギーに関するチェックシートをお渡しする予定です。また誤飲防止のために、お弁当の際に、ミニトマトを半分に切るなど、ウズラの卵を入れないなどの注意を再度確認するようお願いします。また、登降園の際の自動車事故を防ぐためにも、決められた場所での駐停車や逆走防止にご協力ください。